サッカー日本代表 大丈夫? コパアメリカでの戦評

サッカー観戦

2019年6月26日(水)

 サッカー好きの皆さん、こんにちは!
今、6/14から7/7で行われるCOPA AMERICA 2019が開催中ですが、残念ながら我らが日本代表は、予選敗退となってしまいました。直前のテストマッチからここまでの戦評を私見で語りたいと思います。

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3.今後の展望

1.テストマッチ

1-1.日本代表の現在地
 現状、日本代表のFIFAランクは、28位(6/14現在)ですが、FIFAランキングは直近の48か月に行った国際試合から算出され、要素は(勝敗、対戦国の強さ地域の強さ大会の重要度)により、ランキングされる。これは、後のワールドカップ等主要な大会のグループリーグ組み合わせで強豪国同士が潰しあいにならないようにランキング上位から組み合わせ抽選されるのでできるだけ強豪国と対戦し、戦術、連携、フォーメーション、選手の特徴などを確認し、勝つことでランキングを上げていきたい。

1-2.テストマッチ総評(トリニダード・トバゴ、エルサルバドル)
 国際Aマッチの試合は、各国の主要大会やリーグ戦開催を制限して行われる期間となるので、今回設定された国々と試合する意図が分からなかった。また、選出されたメンバーについてもコパアメリカのメンバーとは大半が異なり、東京オリンピック見据える上あればコパアメリカのメンバーで臨んだほうが連携も良くなるのにと疑問に残った。

<キリンチャレンジカップメンバー> 
▽GK
川島永嗣(36/ストラスブール/フランス)
権田修一(30/ポルティモネンセ/ポルトガル)
シュミット・ダニエル(27/ベガルタ仙台)

大迫敬介(19/サンフレッチェ広島)
▽DF
長友佑都(32/ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(32/浦和レッズ)
酒井宏樹(29/マルセイユ/フランス)
昌子源(26/トゥールーズ/フランス)
室屋成(24/FC東京)
植田直通(24/セルクル・ブルージュ/ベルギー)
中山雄太(22/ズウォレ/オランダ)
畠中槙之輔(23横浜F・マリノス)

冨安健洋(20/シント=トロイデン/ベルギー)

▽MF
柴崎岳(26/ヘタフェ/スペイン)
原口元気(28/ハノーファー/ドイツ)
小林祐希(27/ヘーレンフェーン/オランダ)
中島翔哉(24/アル・ドゥハイル/カタール)
堂安律(20/フローニンヘン/オランダ)
南野拓実(24ザルツブルク/オーストリア)
香川真司(30/ベシクタシュ/トルコ)
橋本拳人(25/FC東京)
伊東純也(26/ヘンク/ベルギー)
守田英正(24/川崎フロンターレ)
久保建英(17/FC東京)

▽FW
岡崎慎司(33/レスター/イングランド)
大迫勇也(29/ブレーメン/ドイツ)
鈴木武蔵(25/北海道コンサドーレ札幌)

 最近、フォーメーションは、慣れ親しんだ4-2-3-1から、3-4-2-1を試行しているように見える。特徴は、ショートカウンター主体の攻撃で、WB(ウイングバック)がキーポイントで運動量クロスの制度、タイミングの良い上下の動きなど要求される過酷なポジションである。今回のメンバーでは、右WBには、長友さん、原口さん、左WBは、酒井さん、伊東さんとなるが、ここが機能しないと攻めが中央だけの単調になってしまう。日本代表にとってまだ試行錯誤というところかと思う。

その時のトリニダード・トバゴ戦スタメン

 特にトリニダード・トバゴ戦においては、試合の入りから選手それぞれリーグ戦の疲れが影響しているのか、精彩がなく、また連携もあまり良くない状況に加え、決定機も何度もあったが、相手チームのフィジカルの強さやキーパーのファインセーブもあって、スコアレスドローに終わった。(エルサルバドル戦は、チーム力に差があるので割愛します)

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2.COPA AMERICA 2019

 まずは、メンバーについて、さっきも言いましたが、前のキリンチャレンジカップで被っているメンバーは青字のみです。東京オリンピックを見据えるのであれば、このメンバーでテストマッチも望み、選手間連携を熟成させるべきと考えます。

COPA AMERICA 2019メンバー> 
▽GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
小島亨介(大分トリニータ)

▽DF
植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
板倉滉(フローニンヘン/オランダ)
岩田智輝(大分トリニータ)
立田悠悟(清水エスパルス)
原輝綺(サガン鳥栖)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)

▽MF
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
中山雄太(ズヴォレ/オランダ)
中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)
三好康児(横浜F・マリノス)
伊藤達哉(ハンブルガーSV)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
渡辺皓太(東京ヴェルディ)
安部裕葵(鹿島アントラーズ)
久保建英(FC東京)

▽FW
岡崎慎司(レスター/イングランド)
前田大然(松本山雅FC)
上田綺世(法政大)

2-1.チリ戦 先発メンバー↓

 やはり、慣れ親しんだ4-2-3-1を採用し、試合に臨んだ。
3連覇を目指すチリは、徐々に世代交代を言われているが、ビダル、サンチェスなどタレントが揃っていてゲーム運びもうまく試合巧者であった。日本は、決定機を何回か外したこと(枠内シュート2本)、前半1-0ビハインドでしのぎ、チリも中盤の時間帯は、集中力が散漫であっただけに、前後半の初めと終わりの10分の失点は、よく点が入る時間帯なので避けたかった。結果論になるが、ここの4失点は、ほかの大会においても得失点差に響くので、減らしていきたいものである。
 ただ、3試合通して試合の入り方が非常にアグレッシブで受け身にならず良かったと感じましたし、久保君は、堂々のデビューで左サイドドリブルで3人を交わしシュートは、惜しくもサイドネットというところは、流石というところでしょうか。

2-2.ウルグアイ戦 先発メンバー↓

 今回も、4-2-3-1を採用し、試合に臨んだ。(結局、3試合通して)
とても善戦したと思います。ウルグアイについては、チリに匹敵する南米の古豪です。
要所にタレントを揃え、特に前線の2人カバーニとスアレスは、ショートカンターで点を取れてしまう強烈なストライカーです。日本の得点の中で三好さんの動きが良かったと思います。1点目は、ゴールに切り込んでからのニアサイドぶち抜き、2点目は、岡崎さんの開けたスペースに入りゴールを奪うところは、オォーと思わず声が出てしまうくらい驚きました。
 一方、失点シーンのPKは、カバーニの演技にやられた感じで植田さんもこれからヨーロッパでDFとしていい勉強になったと思います。
 ただ、昨年のテストマッチでも勝ちましたし、日本と相性もいいのかもしれません。

2-3.エクアドル戦 先発メンバー↓

 ここで勝てば決勝トーナメントに行ける重要な試合でした。前回の試合から、久保君をトップ下に置き、ここでのベストメンバーだったと思います。1点目はオフサイドギリギリで飛び出した岡崎さんとキーパーのこぼれ球を中島君が押し込んだゴールでこのままいけるかと思ったのもつかの間、同点にされ、その後は終始攻めたが最後はFW決定力不足が露呈されてしまった。また、日本の前からの弱点でもある、前線にラフなボールを蹴られ、相手チームが納めてピンチになるケースが見受けられたのでここも反省点のひとつである。この試合は、最後に久保君のビッグチャンスなど見せ場が多かったが、勝てた試合だと思うので非常に残念であった。

3.今後の展望

 今回、3試合で安定していたのがアンカーの板倉君と柴﨑さんであった。恐らく柴﨑さんは、オーバーエイジでの選出で調整を図ると思う。また、FWの得点力不足も露呈されたのでここもオーバーエイジを利用するかもしれない。
 いずれにしても東京オリンピックまであと1年ちょっとしかないので東アジア選手権を含めチームの熟成を図って欲しい。 

最後に、試合後データがまとめて分かるサイトがありましたのでご紹介します。
http://www.football-lab.jp/japan/report/ Football LAB参照


頑張れ! 日本!!!



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