2019年10月26日
2019年 7月17日
先日の台風による大雨、大変な被害状況となりましたが、日本全国どこにいても可能性はあります。
また、このところの異常気象により、いつ何時、自分に被害が降りかかるかわかりません。
そこで、今回は、災害を避けるための大雨に関する知識、そして避けるためには、どうしたらよいかを考えたいと思います。
季節の変わり目に想定外の大雨が降るのは、なぜか?
雨の降る仕組み
雨の降る仕組みは、以下の流れです。
①太陽の熱が、海や川をあたためる。
②暖められた海や川や地面の水分は、水蒸気になって空に昇る。
③空に水分がどんどんたまって重たくなると。雨になって地上に降ります。
④雨が、川や海や地面に水分を与える。
これが繰り返されます。
大雨を引き起こす原因、時期
大陸と大洋にはさまれた我が国では、季節の変わり目に梅雨前線や秋雨前線が停滞して、しばしば大雨を降らせます。
台風や前線を伴った低気圧が日本付近を通過するときも広い範囲に大雨を降らせることがあります。
また、前線や低気圧などの影響や雨を降らせやすい地形の効果によって、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことにより起きる集中豪雨では、激しい雨が数時間にわたって降り続き、狭い地域に数百mmの総雨量となります。
毎年、こうした大雨によって河川の氾濫や土砂災害が発生しています。
なお、大雨の時期は梅雨から秋口に比較的集中しており、台風も大雨を誘発するのでこの時期は、ある意味、大雨の条件が揃っていることになります。
また、大雨といっても想定外の雨量が降るときが、頻繁に起こるのでいち早く情報を知りえることが大切になってきます。
では、これらの情報をいかに入手すれば良いのか?
異常気象から身を守るための情報
気象警報・注意報について
気象庁のHPを見てみると現在の気象状況及び注意報や警報の他、災害危険度などを知ることができます。
そのなかで、大雨の情報について注目してみると、最近はその地域の市町村レベルで情報を知ることができ、以下のような色分けで記され、
①白 今後の情報等に留意
②黄 注意(注意報級)1時間先までに注意報基準に到達すると予想
③赤 警戒(警報級)1時間先までに警報基準に到達すると予想
自治体から避難準備・高齢者等避難開始が発令されうる状況
④薄紫
非常に危険 1時間先までに警報基準を大きく超過した基準に到達すると予想。
周囲の状況を確認し、各自の判断で屋内の浸水が及ばない階に移動する。
⑤濃紫
すでに警戒基準を大きく超過した基準に到達 短時間強雨による浸水害リスクの高まりを把握する表面雨量指数の実況値が重大な浸水害発生時に匹敵する値にすでに到達。
重大な浸水害が既に発生している恐れが高い極めて危険な状況
5段階の色表示で危険度を示し、非難をするか否かのひとつの目安になります。
気象庁 大雨警報(浸水害)の危険度分布より引用
特別警報の発令
さらに問題なのが想定外の雨量が、頻繁に発生している点で、先日、九州地方を襲った大雨時には、九州では初めて、気象庁から「特別警報」が発令されました。
これは、前段の警報よりもはるかに重く、これまでに経験したことがないような危険な状態にあるときに発令されます。
『ただちに命を守る行動を取ってください。』
と政府からも発表されるくらい危険度が高い状態のため、発令の際は、状況判断の上、自分の身は自分で守る行動がより一層要求されます。
では、次に災害より、自ら身を守るためにどうしたら、良いのか?
災害から身を守るための方法
近隣状況の把握
普段、通勤・通学や生活圏で利用している周辺状況(道路、川、海、がけ地、山)を見て避難を想定したときに、危険が伴いそうな場所、箇所は、事前に見ておく必要があります。
さらに、最近の想定を超えるような大雨の際、川の堤防が決壊したり、裏山や崖が崩れたりした時に、災害から避難や回避ができる場所を確認しておくことで不測の事態を防ぐことが出来ます。
また、政府広報からも
『普段から防災散歩で近隣確認』
という注意喚起まで出しているくらい重要なことなんです。
地盤の良い場所に住まう
今、その場所から動くことのできないあなたは、天気の良い日に近隣状況を確認しておく必要があるし、これから土地探しや引っ越しなどを検討される方は、是非、防災の観点で考えて欲しい。
特に川の海の水系の近くの場所は、よく検討されたほうがよいと思います。
そこに住み始めたら簡単には、動けません。 ↓
https://elmoume.com/shiritai-miwomamoru-totisagasi-kawazoi/
知りたい!身を守るための土地探し、川沿い(水系)は避けるべき!
まとめ
最後に、災害から身を守るためには、
②避難に関する事前準備(周辺状況の確認、物資の確保)をしておく。
③今回も私は大丈夫、過去にないから大丈夫というような考えは捨てる。
これらを普段から考え、行動することが『自ら命を守る』ことだと考えます。
コメント
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