2019年10月13日
2019年 6月28日
こんにちは!
Elmoumeです。
コンビニで買い物をすると当たり前のようにレジ袋に入れてもらえていますが、持ち帰ると捨ててしまい、無駄なように思えます。
また、最近のニュースでは、自然に帰らないプラスティック素材が、環境破壊を要因となることから、スーパーやドラッグストア、そしてコンビニなどで広く利用されているこのレジ袋について、無償で配布することを全面的に禁止する法制化を行う方針が明らかにされたようです。
確かに環境破壊を生んでいることは解ってはいるものの、いつも、エコバック、マイバックを毎日持ち歩いていれば良いのですが、ふらっと寄って買い物したときにないと困りますね。
今回は、プラスティック製ゴミ袋を無くすため、知らないと困る企業の取り組みについて伝えます。
どこまで知ってる?環境破壊を生むレジ袋
現状
日本国内で消費されるレジ袋は、年間400~500億枚を超えると言われてます。1人当たり約400枚も消費していることになるんです。
また、これを作るための材料が石油になるわけですが、1枚当たり20mℓ必要で、これを2リットルのペットボトルに換算すると約40億本以上になります。
さらに、ゴミとして焼却処分にするとCO2の発生が避けられず、そのまま捨てようと思っても、土に帰ることはなく、それを生き物が飲み込んだりすることで窒息などで死んでしまうこともあり、海洋汚染及び生態系に大きな影響を与えているのです。
これらを重く受けとめて、諸外国では、レジ袋禁止や有料化にいち早く取り組んでいます。
世界の中でも比較的使用量の多い日本もようやく動き始めたところで、京都府亀岡市は、いち早く2020年までに市内小売店でのレジ袋使用禁止の条例を表明しています。
レジ袋を減らす企業の取り組み
セブン&アイHD
先日、プラスチック製レジ袋を2030年までを目標に全廃する方針を明らかにし、流通大手でプラスチック製レジ袋の全廃を打ち出しました。
プラスチックごみによる海洋汚染問題に対応するためで、2050年までのプラスチック使用量や二酸化炭素排出量の削減目標を定めた環境宣言「グリーンチャレンジ2050」に盛り込んでいます。
先駆的に取り組むのは、企業イメージとしてよい事ですし、他のコンビニエンスストアの動きは、お客にレジ袋の辞退を促すなどに留まっているので、これに追随できれば、大きく減らすこともできるので今後の動向を見たいところです。
H&Mジャパン
H&Mジャパンは昨年から、プラスチック製のレジ袋を紙袋に替え、有料にすると発表しています。
プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題となるなか、企業による「脱プラ」の流れが加速し、紙袋に切り替えが始まっています。
紙袋の削減も目指して1枚20円(アクセサリーなどを入れる最小サイズだけは無料)で販売し、原価を除いた額を自然環境保護団体WWFジャパンに寄付をする活動をしています。
買い物客にはマイバッグの持参を呼びかけ、300円前後で布製の袋も販売する。プラスチック製のレジ袋は、在庫がなくなるまで1枚20円で売る予定のようです。
ユニクロは、日本を含め世界規模の約800超店舗で脱プラスチックを進めるため、新たな素材の活用など実験・検証中の他、ZARAについては、日本でプラスチック製から紙袋制の買い物袋に切り替える計画で、2019年以降に紙製に一本化したい方向のようです。
洋服を買うと割と大げさな袋に入れて渡されるのでこの業界も削減に大きく貢献できると期待します。
日本チェーンストア協会(スーパーマーケット等の小売店が加盟)
協会では早くからレジ袋削減運動に取り組んできていて、平成7年(1995年)以降、お客様と会員企業が一体となった“レジ袋削減キャンペーン”を数次にわたって実施しました。
特に平成19年(2007年)3月には、『マイバッグでお買い物~レジ袋一緒に減らしましょう!』キャンペーンを展開し、「2010年度までに会員企業平均のレジ袋辞退率30%達成をめざす」との目標を達成しています。
会員企業においては、今後も取り組みを通じて、レジ袋辞退のライフスタイルの定着や低炭素社会の実現などに努めていきます。
スーパーの取り組みは、早い段階から取り組んでいると感じます。最初は、袋が有料になることにとても抵抗がありましたが、慣れてくるといかに無駄なものだったことを痛感します。
スターバックス
レジ袋とは別の話題であるが、昨年、2020年までにプラスチックストローの全廃を発表した所です。
しかし、ストローを使う必要ないプラステックのふたや紙製のストローの取り組みを始めたところで更なるプラ容器の削減に期待したい。
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レジ袋に変わる取り組み
新素材
プラスチック素材に変わる素材として考えられてるのは、紙、バイオマスが検討されているようです。
バイオマスというのは、再生可能な生物由来の有機資源で化石資源を除いたものになります。
その中で注目しているものは、寒天を代替素材として研究している集団があることでした。
フィルム状のものから、スポンジ状、陶器風など様々な用途に活用が期待できそうです。
https://tabi-labo.com/260749/agar-plasticity
寒天を固めて作るプラスチック代替え素材って? より引用
プラスティックを分解する研究
興味深い記事を見つけました。
2016年にプラステックを分解するバクテリアが発見され、これを活用しようと研究が進んでいます。
発見地が堺市であったことから、『イデオネラ サカイエンシス』と呼ばれ、しかも偶然見つかったいうことで先日もニュースになっていました。
https://waraukurumi.com/bacteria-petase-eats-plastic-pet-pef/
プラスチックを分解するバクテリアが発見より引用
今後もさらに研究が進み、新素材や土に帰らないプラスチックが元の状態で再利用できれば、海洋汚染も歯止めがかかるのでいち早く実用化を図って欲しいものです。
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