2020-02-08
こんにちは!
Elmoumeです。
Jリーグ開幕戦、浦和は幸先の良い勝利を飾り、次節もこの勢いとおもいきや、自粛による中断が3週間になった。
各チーム2次キャンプのような状態になり、練習試合を重ね、再開に向け準備をしている。
今年の浦和は、昨年の守備重視から、点を取って打ち合いで勝つチームカラーに変わり、期待が高まった。
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その中でも、今季から加入のFWレオナルド(ブラジル)には、注目している。
身長180cm、体重71㎏、利き足が右足の選手でブラジルの名門クラブのサントスのユースチームからキャリアをスタートした。
3年前、2018年J3のガイナーレ鳥取に入団し、得点王、翌年、J2新潟でもまた得点王になった点取り屋だ。
2年連続得点王の実績を引っさげ、聖地、埼スタのピッチで躍動している。
そんな彼も3年前までは、地球の裏側ブラジルで、今の環境とはかけ離れた、貧しく厳しい生活をしていた。
いつの日か、サッカーですべてをつかみ取るため、必死に努力を重ねていたのだ。
ある日、運命的な出会いが、そのすべてを変えることになる。
1人の日本人が、彼を訪ねてきたのだ。
・浦和レッズのサポーターの方
・サッカー大好きな方
・浦和に加入のレオナルドに興味がある方
レオナルドが浦和に来るまでを知りたい
岡野雅行さんとの出会い
岡野雅行さん(元浦和レッズ出身FW)は、現在ガイナーレ鳥取代表取締役GMで活躍をされている。
『野人』の呼び方のほうが馴染みのある方が多いかもしれない。
レオナルドを日本に連れてきたエピソードがある。
当時ガイナーレは、J3最下位でスポンサーもサポーターも離れていく状況。
それと同じ時期に、ブラジルの青年が日本に来たがっている情報を得た。
ガイナーレのチームに足りないものは、『ハングリーさ』
負けても笑っている選手たちに危機感を感じ、岡野GMは、ブラジルに渡った。
ブラジルに2泊4日の強硬スケジュール動いたのも、GMとして、なんとかしないとのいけない思いだけだった。
ブラジルに渡ると、そこは、サントスのスラム街、壁に囲まれ、居宅もボロボロで街中に機関銃を持っている兵士が立っているような治安も不安定な場所。
そこで少年時代からストリートサッカーをして、育った青年、それがレオナルド(レオ)
人身売買に3回も合いそうになるくらい貧しい暮らしで、両親も殺されそうになるくらいな不安な生活。
この街から抜け出したかった。
レオ『日本で勝負したい!』
だけど、J3のチームしかも最下位のクラブでもいいのか?
レオ『ボールがあればいい!』
ガイナーレのチームに足りないのは、このハングリーな思いだった。
ガイナーレのメンバーの中に負けるのは、サッカーをする環境が悪いなどといちいち言い訳をする選手と違い、夢をつかみ取る目つきと野心で満ち溢れていたレオ。
プレーや動き出しも鋭かった20歳のレオを見て、岡野GMは、その時に絶対やるなと確信したという。
このレオを保有するエージェントから、問われる。
ホントに他の実績ある選手でなくて大丈夫か?GM自らわざわざここまで来て、この青年で本当によいのかと問われたが、岡野GMは、是非連れて帰りたいと話して、日本へ戻ってきた。
レオ『僕にチャンスをくれてありがとう!』
日本に連れて帰ってきた後も、岡野氏に話していたのは、
レオ『見てて、俺、絶対やるから見てて!』
岡野氏は、何とかしたい思いだけで、社長にも言わず勝手につれてきた選手だった。
派手な記者会見をし、もう後戻りできない、大きな賭けであったが、そんな不安は、すぐに彼が結果で打ち消してくれた。
約束通り、得点を量産し続けていった。
レオ『シーズン、30得点とる!』と宣言していて、結果24点で終わるが、得点王となり、存在感を見せつけた。
練習も熱心でまじめに一生懸命やる選手だから、1年目から活躍できたのだろう。
翌年、新潟に移籍してしまうのだが、契約したときに勝負したいという約束をしていたから、ステップアップも容認した。
レオ『絶対のし上がる。岡野さん見ておいてくれ!』
レオ『あなたがいた、浦和レッズでもやりたい!』
そう言い残して、昨年、J2へ新たにステップアップをしてそこでも得点王となり、今季から浦和に入団してきた有言実行する選手なのである。
これまでの実績
2回の得点王
3年前、2018年J3のガイナーレ鳥取に入団し、24ゴールで得点王、翌年、J2新潟でも28ゴールでまた得点王になった点取り屋だ。
初めて、2年連続、違うカテゴリーで得点王となった。
ルヴァンカップ
ルヴァンカップ初戦では、仙台と対戦し、5得点の圧勝だった浦和。
公式戦初めてにも関わらず、レオナルドは、先制点と追加点の2得点と大活躍であった。
リーグ戦
湘南戦では、2点目、山中の早いクロスを倒れ込みながら、レオナルドがヘッドでゴール!!!
ゴールへの嗅覚とねじ込む技術は、得点王への片鱗を見せつけたと思う。
レオナルドの現在地
浦和レッズにフィットできるのか?
今期のフォーメーションは、4-4-2のスタイルで2人のFWのコンビネーションとレオナルドにボールを供給できるかがポイントになる。
まだ、2試合しか見ていないが、FWの興梠とのコンビネーションは良さそうで、レオナルド自身も相手を使うプレーもできるのでチームとして得点力があがると期待している。
一方、供給できるかについては、MFの縦パス、サイドからの供給、CBからのロングフィードなど精度をまだまだ高めないとFWが孤立してしまうので、戦術の熟成が必要と考える。
得点王の可能性は?
可能性は十分にあると思うが、問題は、現在の中断期間に加え、オリンピック期間の中断もあるので試合日程が心配になる。
これまでに経験のない過密日程になることは間違いないので、レオナルド自身とチームメンバーのコンディションが整えば十分チャンスがあると思う。
今回は、Jリーグ中断し、サッカーの話題が少ない中、レオナルドと岡野氏の心温まるエピソードを交えてお伝えしました。
レオナルドは、日本へ並々ならぬ決意を持って、Jリーグでプレーしているので、是非ともJ1で得点王を取って、噂される日本代表で活躍して欲しいと願う。
コメント
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